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ファクタリング会社を乗り換えるべき?乗り換えの4つのメリットと4つの注意点

最終更新日:2023年12月18日

ファクタリングは資金調達の方法の1つとしてよく知られています。ファクタリング会社によって審査の基準や手数料、審査から入金までのスピードなどが異なるため、自社にとってベストなファクタリング会社を選ぶ必要があります。またファクタリング会社を乗り換えることでさまざまなメリットを得られるケースも少なくありません。

そこで本記事では、ファクタリング会社を乗り換えるメリットを確認した上で、ファクタリング会社を乗り換える際の注意点や乗り換えるべき理由などについて解説していきます。

ファクタリング会社を乗り換える4つのメリット

ファクタリング会社を乗り換えることで具体的にどのようなメリットが得られるのでしょうか。

主なメリットとして以下の4つが挙げられます。

● 手数料が安くなる
● 入金スピードが早くなる
● 乗り換え先の審査に通りやすい
● 買取可能額を引き上げられる

それぞれについて詳しく解説していきます。

1.手数料が安くなる

ファクタリング会社を乗り換えることで手数料が安くなり、コストダウンを実現できるケースは少なくありません。例えば手数料が20%のファクタリング会社から手数料が10%のファクタリング会社に乗り換えを行えば、それだけでコストを削減できます。

ファクタリングは金額が大きかったり、長年利用したりすることも多いため、手数料はコストの面から重要なポイントです。

ファクタリング会社を乗り換える際は複数の会社で見積もりをしてもらい、好条件の会社を選ぶようにしましょう。

2.入金スピードが早くなる

他社でのファクタリングの利用実績がある企業は、通常よりも入金スピードが早くなるケースが多々あります。

新規でのファクタリングの利用では売掛先の信用力や債権の内容など審査を入念に行うため、審査期間が長期化する傾向です。一方で他社における利用実績があれば貸し倒れリスクが低いと判断されて審査時間は短くなりやすく、現金を短期間で手にできる可能性が高まります。

3.乗り換え先の審査に通りやすい

ファクタリング会社の乗り換えではファクタリングの審査に通ったという実績を活かせます。

ファクタリング会社にとって利用者のファクタリング会社の審査に通った実績や、過去にファクタリング契約を問題なく終了したことが安心材料になるケースも少なくありません。そのためファクタリング会社を乗り換える際、審査に通りやすいだけでなく、手数料が安くなるなど優遇されることもあります。

4.買取可能額を引き上げられる

ファクタリング会社では買取可能額の上限と下限が一般的に設定されています。

ファクタリングでは売掛債権における掛け目から手数料を引いた金額の資金調達が可能です。掛け目は売掛先の信用力や経営状況が重視されますが、掛け目が少ない場合は他社に乗り換えることで増やせるケースも多々あります。

ファクタリング会社を乗り換える際の4つの注意点

ファクタリング会社を乗り換える際には注意点があることも忘れてはいけません。

主に以下の4つが挙げられます。

● 債権の二重譲渡にならないようにする
● 複数社を併用すると審査で不利になる
● 悪質なファクタリング会社に気を付ける
● 債権譲渡登記ありの場合は慎重に検討する

それぞれについて詳しく解説していきます。

1.債権の二重譲渡にならないようにする

債権の二重譲渡とは一つの債権を複数の相手に対して譲渡することです。例えばAという売掛金をファクタリング会社Bとファクタリング会社Cに売却する行為が該当します。

二重譲渡は違法行為であるため絶対に行ってはなりません。また債権の二重譲渡を一度行ってしまうと、そのファクタリング会社とは今後取引ができなくなります。

ファクタリング会社に渡っている売掛債権は乗り換えの対象にはできないため、別の売掛債権を新しいファクタリング会社との契約に使うようにしましょう。

2.複数社を併用すると審査で不利になる

複数のファクタリング会社を利用中の場合には審査で不利になることもあります。

ファクタリング会社によっては、利用者が複数のファクタリング会社で資金調達が必要なくらい厳しい経営状態にあるのかと懸念するため、

審査においてマイナスのイメージを抱かれる可能性があるのです。

3.悪質なファクタリング会社に気を付ける

国内には数多くのファクタリング会社が存在します。ファクタリング会社の中には一部に悪質な企業があることも否定できません。

例えば契約時にお得に見えるキャンペーンなどをうたっていたとしても、後からさまざまな費用が請求され、トータルでは請求される費用が乗り換え前よりも増えてしまうケースもあります。

信頼できるファクタリング会社であるか、担当者の対応が適切かをよく観察し、口コミなどの情報を集めるなどして見極めるようにしましょう。

4.債権譲渡登記ありの場合は慎重に検討する

債権譲渡登記とは法人にのみ利用が認められている登記で、事業用資金の借り入れなどにおいて返済ができなくなったときの担保として、売掛債権などを保有している権利を明確にするものです。

ファクタリングにおける債権譲渡登記は取引先を契約に含めない2社間ファクタリングであるものの、債権譲渡登記のメリットはファクタリング会社側にしかありません。

債権譲渡登記が必要となる契約では、登記に必要な費用を別途請求されるだけでなく、登記情報として記録されることになります。

取引先や融資を受ける予定の金融機関が売掛債権を譲渡したという情報を入手すれば、取引において不利になることもあります。

 

ファクタリング会社を乗り換えるべき3つの理由

前述のようにファクタリング会社を乗り換える際には注意点もありますが、乗り換えがおすすめなケースがいくつかあります。それでも乗り換えがおすすめされるケースは少なくありません。

ファクタリング会社を乗り換えるべき理由として以下の3つが挙げられます。

● 手数料が高い
● 入金まで時間がかかる
● 担当者の対応に不満がある

それぞれについて詳しく解説していきます。

1.手数料が高い

ファクタリングを利用するためにはファクタリング会社に手数料を支払わなければなりません。

手数料はファクタリング会社によって異なりますが、相場は2社間ファクタリングでは10%から20%前後、3社間ファクタリングでは1%から5%前後となっています。相場の範囲内であっても手数料が安いファクタリング会社を利用することで、それだけ負担が軽減されます。

ほとんどのファクタリング会社が乗り換えの申し込みを歓迎しており、他社からの乗り換えであれば手数料を下げてもらえるケースも珍しくありません。

2.入金まで時間がかかる

ファクタリング会社によって入金までにかかる時間が異なります。入金までの期間が早いファクタリング会社であれば、2社間のファクタリングであれば即日入金、3社間のファクタリングであれば1週間前後の期間を要します。

他社でのファクタリング利用実績があると、審査期間が短くなるため入金までの期間が通常よりも早くなる傾向です。

3.担当者の対応に不満がある

担当者の対応に不満がある場合は、乗り換えについて早めに検討することをおすすめします。例えば担当者の対応が雑であったり、適切な回答をもらえなかったりする場合、今後も不安や懸念事項が発生しやすいと考えられるでしょう。

信頼できるファクタリング会社であるかの見極めは難しいですが、担当者の態度や人柄、発言内容などは重要な判断材料になります。

ファクタリングは信頼関係が重要な取引ですので、信頼できる担当者がいるファクタリング会社と契約するようにしましょう。

まとめ

ファクタリングには売掛債権を売却することで迅速に現金化できるというメリットがあります。資金繰りが難しく、事業の存続が難しくなった際に、ファクタリングを利用することで黒字にできるケースも少なくありません。

しかしファクタリングで経営状況を改善するには、利用するファクタリング会社についてしっかりと検討することが前提です。本記事で紹介したように、手数料や入金までの期間、担当者の対応などによっては、ファクタリング会社の乗り換えを検討してみることをおすすめします。

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