社内コラムファクタリング関連の情報をお届けいたします

イーサリアムとは?

最終更新日:2024年03月21日

 

 

Mentor capitalです。

 

 

 

今回は、イーサリアムについて解説したいと思います。

 

 

 

 

 

 

017年9月時点で仮想通貨市場、時価総額2位を誇るイーサリアムの概要と今後の動きについてまとめました。

 

 

 

イーサリアムの基本情報と概要

 

 

名称 : Ethereum/Ether

コード : ETH

開発者/開発組織 : Ethereum Foundation

承認目安時間 : 約15秒

上限発行量 : 未決定

 

ビットコイン以外の仮想通貨はアルトコインと呼ばれており、イーサリアムもアルトコインの一つです。

現在は世界中に1,000以上のアルトコインがあると言われていますが、その中でイーサリアムは時価総額が最も大きなアルトコインとして知られています(2017年9月7日時点)。

 

 

 

イーサリアムの仕組み

 

 

ビットコインが「分散型のデジタルマネー」であるのに対してイーサリアムは分散型アプリケーション(Decentralized Applications=DApps)の

プラットフォームになることがコンセプトであり、DAppsを作り出す仕組みだと考えられます。

そのため特殊な言語は必要ですが、スマートコントラクトという取引契約を自動的に実行・管理することができる機能を用いて、

ブロックチェーンネットワークでの、インフラ設備やサービスを作成、展開することができます。

 

 

イーサリアムのチャート

 

イーサリアムのチャート

 

 

2017年には、ICOという暗号通貨業界の資金調達の手法が数多く行われたこともあり、

ETHの需要も拡大して2017年1月1日に約8米ドル(約900円)だった1ETHの価格は、2017年6月に約47倍の最高値395米ドル(約43,000円)を記録しています。

※ 最高値を記録したチャート挿入(画像)

 

価格が高騰した理由として考えられる1つの要因は次に説明する実用性にあると考えられます。

 

 

 

イーサリアムの実用性

 

ブロックチェーン技術という技術を、価値交換媒体(お金)として使えるよう応用させたものが、ビットコインの仮想通貨と考えて下さい。

それに対して、イーサリアムは「お金」としての機能に、「契約」という取引を自動的に実行・管理することのできる機能(スマートコントラクト)を持たせたのがイーサリアムになります。

ICOを実施するプロジェクトにはイーサリアム上で開発・提唱されているプロジェクトが2017年9月時点でおよそ681プロジェクト存在します。

イーサリアムの2016年3月にHomestead(ホームステッド)というバージョンへアップデート以降、参入障壁は高いものの、

イーサリアムベースのアプリケーション開発ができるようになったことでさらに実用性を増してきました。

イーサリアムを活用したプロジェクトの例として商品がどこからどこに販売されるのかをいることができる追跡サービスや、仮想通貨の分散型取引所を目指すプロジェクトなどがあります。

 

 

 

イーサリアムのマイニング

 

 

 

 

イーサリアムをマイニングする場合、ビットコインと同様に一番早く採掘(計算)をすると報酬を得ることができるプルーフ・オブ・ワーク(PoW)によってETHが新規発行されることになります。

将来的には、プルーフ・オブ・ワーク(PoW)からプルーフ・オブ・ステイク(PoS)に移行される予定となります。

 

 

イーサリアムの今後

 

2017年8月にイーサリアムは、新たなスマートコントラクト・プラットフォームである「Metropolis」と呼ばれるアップデートを、2017年9月下旬にリリースすると発表しました。

これまでのイーサリアムのプラットフォームと比較して、スマートコントラクトのプログラミングがより簡単になるため、

ブロックチェーン企業がイーサリアムのプラットフォームをより導入しやすくなると考えられています。

 

 

イーサリアムの今後の開発段階

 

1.フロンティア(Frontier)2015年7月リリース
技術者向け(イーサリアム内部)のテスト版

2.ホームステッド(Homestead)2016年3月リリース
フロンティアの安定版バージョン

3.メトロポリス(Metropolis)
PoWからPoSに移行する為の準備段階
一般ユーザーもイーサリアムが利用できるようになるアップデート。

4.セレニティ(Serenity)
PoWからPoSへ完全移行

イーサリアムは主に4つの開発段階を経て、今後も改善されていく予定になっています。

 

公式サイト:https://www.ethereum.org/

ホワイトペーパー英語:https://github.com/ethereum/wiki/wiki/White-Paper

ホワイトペーパー日本語:https://github.com/kurihei/Ethereum-WhitePaper-JP/blob/master/%5BJapanese%5D-White-Paper.md

 

 

いかがでしたでしょうか?

何か不明な点等が有れば、お気軽にメンターキャピタルまでお問合せ下さい!!