政策金融機関である 日本政策金融公庫とは
最終更新日:2021年08月06日
Mentor Capitalです。
今回は日本政策金融公庫について解説したいと思います。
起業したり事業を継続して行くには、運転資金などの事業資金が必要です。そのような資金を自己資金だけで賄える企業は一握りといっていいでしょう。
大多数の企業は資金確保のために金融機関等から融資を受けるなど、何らかの形で資金調達を行いますが、起業したばかりで事業の実績が無い企業では融資を受けられない場合があります。
また、事業の実績がある企業でも、希望通りの融資を受けるのは難しいというのが実情です。
そのような状況に置かれた企業の救世主となりうるのが日本政策金融公庫です。
日本政策金融公庫 は2008年に複数の政府系金融機関の統廃合によって新設された金融機関です。
100%政府出資の政策金融機関で、国の政策に則った固定金利、長期の融資制度を数多く用意していますので、安心して利用することが可能です。
■日本政策金融公庫とは
日本政策金融公庫とは、国の政策に則った固定金利にて融資を行っている100%政府出資の政策金融機関で、
銀行などの一般金融機関を補完する形にて、国民生活の向上を図ることを目的とした各種融資制度を設けています。
日本政策金融公庫は「国民生活事業」「農林水産事業」「中小企業事業」の3つの柱から構成されています。
国民生活事業(国民一般向け業務)
国民生活事業は、地域の身近な金融機関として、小規模事業者や創業企業の方へ事業資金融資を行っています。
その他、一般家庭における入学資金などを必要とするご家庭に対しての教育資金融資なども行っています。
【事業内容】
小口の事業資金融資
創業支援・地域活性化支援
国の教育ローン、恩給、共済年金等を担保とする融資
農林水産事業(農林水産業者向け業務)
農林水産事業は、農林漁業や食品産業の業者への融資を通じて、国内農林水産業の基盤強化や安全で良質な食料の安定供給に貢献しています。
【事業内容】
担い手を育て支える農林水産業者向け業務
食の安全の確保、農食連携を支える食品産業向け融資
コンサルティングやビジネスマッチング等の経営支援サービス
中小企業事業(中小企業者向け業務)
中小企業事業は、融資、信用保険などの多様な機能により、地域経済を支える中小企業・小規模事業者の成長・発展を支援しています。
【事業内容】
中小企業への長期事業資金の融資
イノベーション支援・海外展開支援・再生支援
信用保証協会が行う中小企業・小規模事業者向けの借入等に係る債務の保証についての保険の引受け等
その他の業務
3つの柱のほか、危機対応等円滑化業務として以下の業務があります。
・主務大臣が認定する内外の金融秩序に対し、一定の信用供与をおこなう業務
・低炭素投資促進法に基づき、指定金融機関に対して貸付を行う業務
・産業競争力強化法に基づき、指定金融機関に対して貸付を行う業務
■融資制度の内容について
・中小企業の方、農林漁業者の方はこちら
融資制度検索
キーワードや事業内容や、利用目的・テーマによって提供している融資制度を検索が可能です。
https://www.jfc.go.jp/n/finance/index.html
・創業をお考えの方はこちら
創業支援
融資制度の一例紹介や創業相談、お役立ち情報を掲載
https://www.jfc.go.jp/n/finance/sougyou/index.html
・国の教育ローンのご利用をお考えの方はこちら
教育一般貸付(国の教育ローン)
24時間365日、インターネット申し込み受付中
https://www.jfc.go.jp/n/finance/search/ippan.html
電話窓口 電話での相談窓口として、下記専用ダイヤルが用意されています。
その他に最寄の支店でも電話対応を行っているとのことです。
・事業資金相談ダイヤル 0120-154-505(行こうよ!公庫)
・教育ローンコールセンター 0570-008656 (ハローコール)
最寄の支店検索はこちら
https://www.jfc.go.jp/n/branch/index.html
■まとめ
多種多様な融資制度が用意されていますので、まずは日本政策金融公庫のホームページから融資制度検索を行ってみたり、
電話にて問い合わせ・相談をしてみることをお勧めいたします。
いかがでしたでしょうか?
何か不明な点等が有れば、お気軽にメンターキャピタルまでお問合せ下さい!!