最終更新日:2019年12月05日
Mentor Capitalです。
今回は、ビジネスプランコンテストについて解説したいと思います。
ビジネスをするに差し当たって、社会をよりよくしたい、自己のあるべき姿を見出したいなどといった多くの思いがあることでしょうが、
起業家がこのような考えを具現化していくためビジネスプランコンテストに参加するという手段も1つの方法として存在しているのです。
ビジネスプランコンテストに参加することによって、一般的に起業家が不足していると思われがちな資金調達やビジネスのコツ、それに人脈の獲得に繋がっていくことが多々あり得るのです。
ビジネスプランが審査員に認められることによって入賞に至れば、賞金が得られるために事業資金として充当することも可能なのです。
ビジネスプランコンテストのなかで多いものでは1000万円という賞金が獲得できるものも存在しています。
ビジネスプランコンテストで入賞すれば、賞金が得られるのみならず、今後の資金調達においても入賞歴が評価されることになります。
事業性に係る資金調達を申請する場面において、ビジネスプランコンテストに入賞したことがあるか否かも審査を左右する要件となる場合もあるようです。
そのほか、コンテスト入賞者であることをもって事業計画が精緻であると判断されたばかりか、審査の合否のみならず金利面や融資額についても拡充される運びとなった融資も存在します。
そのため、ビジネスプランコンテストとは、単にビジネスプランを公開する場に留まらないのです。
当記事では、ビジネスプランコンテストとは何か、また起業家がビジネスプランコンテストを受けるに差し当たっての参加マニュアルについて解説していきます。
起業に係る融資に可決されやすくし、さらに優位な金利や融資限度額を認定されるために打ってつけなビジネスプランコンテストをみましょう。
《 目次 》
ビジネスプランコンテストとは何か
ビジネスプランコンテストは、実務においてはビジコンと略称されています。
ビジコンは何らニッチなものでなく、成功を収めた起業家や大学教授などの有識者が開催したり審査員となっているために、ビッグビジネスの好機ともいえるのです。
さらには、ビジコンの経過いかんによってはマスコミも注目しているために、起業をするに際しての大いなる端緒ともなり得ることでしょう。
ビジコンでは、ビジネスモデルがどのようなものであるかを互いに競争し、オリジナリティや実用性などに鑑み採点されていく仕組みです。
ビジネスにおけるコンセプトないしアイディアが秀逸であれば、今後の起業に際してどのようにすればいいかを教示されたり、資金を獲得することにも繋がるのです。
ビジコンの参加者にはどのような人がいるかというと、社会人は無論のこと、下は小学生、上は高齢者に至るまで諸々の世代が存在しています。
他方、主催者に至ってもそれぞれのコンテストによって異なり、公的機関や金融機関、民間団体などを始め、
果ては投資先を模索しているがために国債を持て余している企業もビジコンを主催しているのです。
ビジコンが開催される場とは、何も大規模なものばかりでなくインターネット限定で行われることもあり、コンテストの種類についても様々といえます。
そして、開催地のみならず、開催される時期も特に定まっていないために、ビジコンの開催を事前に知っておくための調査を要します。
ビジネスプランコンテストのメリットとは
ビジネスプランコンテストに参加することは、
ともいえるのです。
事業の拡大を検討している起業家は、ビジネスプランコンテストの参加を検討してみてはいかがでしょうか。
ビジネスプランコンテストは、事業に係る資金の獲得が容易となり、入賞に至るとなるとますます事業の発展に期待できます。
それに加えて新たな出会いからか共同事業の誕生のキッカケにもなり得るかも知れませんし、自己のビジネスを広く世間にアピールできるチャンスともなるのです。
ビジネスプランコンテストに入賞することによって、事業性資金に係る融資の場でも優勢となります。
一例として、開催者が自治体や公的な金融機関であれば、今後の融資に係る審査や金利面でも優勢となるのです。
自治体の特例によれば、当該自治体と同一の所在地における金融機関の行う融資において、融資限度額の増額や、
法人化するために登録する際にかかる税額が半減される場合もあるようですから、ビジネスプランコンテストは起業家支援の場といっても差し支えないでしょう。
融資限度額の増額については、1.5倍に加増される事例も存在します。
なるべく優位な条件で融資を受けたいと考えている起業家は、ビジネスプランコンテストの参加を検討してみてはいかがでしょうか。
実績として評価される
起業した当初には何らの経歴も有しないのが通常ですが、そのため融資に可決することは容易なことではないのです。
ただ、ビジネスプランコンテストを経験しておくことによって、自己に係るビジネスモデルをより明確化させることに成功すれば、客観的にみてその事業の価値が判然としやすくなります。
入賞すれば、これが実績として評価されることとなり、優位な条件で融資を実施する根拠ともなり得るばかりでなく、事業に対する理解者及び支援者をも獲得できることになるのです。
よって、ビジネスプランコンテストの場とは、起業家にとってのアピールの場とするためにも非常に適しているといえるのです。
ビジネスプランコンテストで入賞してしまえば、それ自体が起業家に係る経歴ともなり得ます。これまで何らの実績や経歴を有しない若者であっても、
革新的なビジネスプランをアピールすることによって、主催者から指示を得られれば、これによっても実績作りに資するといえるのです。
学生で起業を目標としている人のみならず、一般企業に就職を検討している人であっても、
在学中ないし時間に猶予がある期間の間に積極的に多くのビジネスプランコンテストを経験すると良いでしょう。
このような経験があれば、就職の際にも優位となる可能性が開けているのです。
融資を検討している
融資を可決したいと考えているのであれば、反対の立場ではどのように思考しているのかを考慮してみてはいかがでしょうか。
専門の金融機関では、終始返済のアテがあるか否かを中心に審査しているのが通常ですが、大抵の人は、将来性があり有能な人間に融資したいと考える事でしょう。
ビジネスプランコンテストに入賞してしまえば、借入先が金融機関であると企業の代表者であるとを問わず、融資しない理由がないとまで言わしめるほどハクがついてしまうかも知れません。
無論のこと、必ずビジコンで入賞しなければならないとまでは言いませんが、なるべく融資を優位にするという意味では、
ビジネスプランコンテストに参加しておくことはオススメできると言えるのです。
ビジネスプランコンテストの意外なメリット
コンテストの最中であっても、決勝大会時点にまで至った場合には、ビジネスプランコンテストの主催者側から専門家を提供される場合もあるようです。
プレゼンの段階で落とされてしまっても、その時点で審査員からのアドバイスを得られるのですが、
このような真摯なアドバイスがいただける機会はそうそうありませんから、そのような見地からもビジネスプランコンテストに参加する意義は充分あるといえるでしょう。
入賞者には賞金のみならず、起業家を支援するために適したオフィスの斡旋を得られる場合もあります。
共同で事業を起こせる
ビジネスプランコンテストの場には、ビジネスの世界における多数の著名人が参加しているために、
参加することによって従前の企業とビジネスの場で共闘できたり、現時点から利益を発展させることも可能といえるでしょう。
そして、冒頭でも述べたとおり、ビジネスプランコンテストの場にはマスコミも参加していることから、
全国展開を視野に入れている人であればあるほどに、アピールしていく絶好の好機ともいえるのです。
広く自己の事業を知らしめるという観点からしても、ビジネスプランコンテストに参加することは有意義といえるのです。
ビジネスプランコンテストの例
ビジネスプランコンテストには、どのようなものがあるのかをご紹介していきましょう。
ビジネスプランコンテストには、日本人以外でも参加可能で、年齢や法人個人事業主を問わず参加可能なものも存在しています。
また、学生を対象にしているビジネスプランコンテストもありますから、学生のうちに参加してもいいでしょうね。
さらには、学生といっても高校生を対象としているビジネスプランコンテストもあれば、女性を対象にしているビジネスプランコンテストもあります。
所在地に関わりがあることを限局しているコンテストや、インターネットのみで募集を行っているインターネット完結のビジネスプランコンテストもあるというのです。
ビジネスプランコンテストには、世界的な規模を誇る大手が主催しているものもあるほどで、実に多種多様といえるでしょう。
ビジネスプランコンテストの流れや審査基準
ビジネスプランコンテストで審査基準となり得るものにはどのようなものがあるかを見ていきましょう。
ビジネスプランコンテストの審査基準には、まず書類審査がありきで、これをクリアした後でプレゼンという流れであることが通常です。
この審査での基準とは、経営者に係る資質や能力などが問われることになり、起業家として不可欠なリーダーシップや一般常識が具備されているか、
提案したビジネスモデルにおいても、オリジナリティや目新しさ、それに時代に合致しているか否かも問われることとなります。
そして、事業が発展していける蓋然性の有無や、他の参加者ないしは競合企業との差異や優位性、コンプライアンスの観点からも当然に判断されることとなります。
さらには、どの程度社会や経済に資するかも検討されることとなります。
また、長期継続を前提としてのビジネスモデルとして成功し得るか、資金計画が入念に練られているかなどといったことも当然に審査対象となり得るのです。
《 審査基準まとめ 》
ビジネスプランコンテストの申請方法及び参加マニュアルとは
ビジネスプランコンテストでは、
このような流れが通常です。
もし入賞すれば、入賞時点から一定期間の間、諸々の支援が受けられるばかりでなく、
さらには、審査を実施している団体に興味を持たれれば、入賞せずとも事業の機会が付与される場合もあります。
事業計画書の作成
申込みには、事業計画書の作成が不可欠です。
この事業計画書の作成に差し当たって、プロフェッショナルからアドバイスを得ておくと良いでしょう。
この点、まだ学生であれば、就学している学校に所属する担当教授からアドバイスを得ることも推奨されます。
一次審査ともなる書類審査に通過した段階であれば、ビジネスプランを入念に作成しましょう。
事業計画書の作成に差し当たっては、審査員に鮮烈に訴求し得るものとなるように強調していきましょう。
事業計画書の作成時点からプロフェッショナルの手による監修を行っておくことが望ましいでしょうね。
ビジネスプランコンテストに係る注意点
起業家がビジネスプランコンテストに参加するに際しては、起業に係るアイディアなどが剽窃される恐れもあるかと思います。
審査を実施していく機関が外部に暴露するようなことはビジネスプランコンテストに係る規定に反しますから、
書類審査時点では何らの懸念も要しないものですが、公の場になるに連れて剽窃される蓋然性が生じてくることでしょう。
これの打開策としては、事前に特許や商標登録などをしておくことが推奨されます。
最後に
以上のとおり、ビジネスプランコンテストについて解説してきました。
ビジネスプランコンテストでは、単に入賞を目指すのみならず、これからの事業に良い影響を及ぼすであろう人脈作りにも買ってでますし、
プロフェッショナルからの有益なアドバイスを獲得することにも繋がってきます。
事業性資金に係る融資には、融資機関から信用されることが重要となっています。
起業するに差し当たっては、資金調達が不可欠となりますから、なるべく優位な資金調達を実現していくために、多くのビジネスプランコンテストに応募し、起業に邁進していきましょう。
いかがでしたでしょうか?
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