最終更新日:2024年08月30日
Mentor Capitalです。
今回は、消費者金融の仕組みについて解説したいと思います。
消費者金融に対して良い印象を持っていない人は少なからず存在することでしょう。
ただ、消費者金融はその利用に際してよく把握しておくとともに巧みに利用すれば相当便利なサービスといえます。
しかし、なぜこうも消費者金融で失敗する人が続出するのでしょうか。
それは消費者金融の仕組みを理解していないからにほかなりません。
そこで消費者金融の仕組みについて、その知識を蓄積させていき消費者金融を巧みに利用する術を身につけておきましょう。
消費者金融の金利は、銀行と比較すれば高いですよね。
これには理由があるのかというと、実はあるのです。
その1つが消費者金融への出資の手段にあるのです。
消費者金融ではなく銀行の話になるのですが、銀行は、通常預金業務を扱うに際して取引顧客から金員を預かるとともに、預金額に応じた利息を支払っています。
その預金は、また別の取引顧客に融資するとともに、その金額に応じた利息をもらいます。
このように、預金に係る利息と融資に係る利息との差額が銀行の収益となる次第なのです。
他方、消費者金融は預金業務がないために、銀行から金員を借りるとともにこの金額に応じた利息を支払うのです。
そして、銀行から借入した金員を借入希望者に融資するともに、その金額及び借入期間に見合った利息をもらいます。
このように、銀行に支払う利息と借入希望者から支払われる利息との差額が消費者金融の収益となるのです。
これを踏まえれば、銀行に預金することによって支払われる金利、
銀行融資に係る金利=消費者金融が銀行へ支払う金利、消費者金融の融資に係る金利、この3種類の金利が存在することになります。
これらを金利の低い順番に並べると、銀行に預金することによって支払われる金利、銀行融資に係る金利、消費者金融の融資に係る金利の順序になるわけです。
これら3種類の金利は同額である場合もあります。
つまり、消費者金融で借入をすれば、どうしても銀行で融資を受けるよりも金利は高くなってしまうのです。
消費者金融の金利の高さに関するそのほかの理由としては、審査が簡便であることでしょう。
銀行融資では、比較的厳しい審査が履行され、場合によっては担保や保証人を提供しなければならないこともあります。
ここまで徹底する理由は、融資した金員が焦げ付いたり貸し倒れになる場合を懸念してのことです。
しかしながら、消費者金融ではここまで厳しい審査は行われません。
なぜ銀行のような厳しい審査を行わないのかというと、金利が高いためです。
返済不能に陥った人がいた場合であっても、返済可能な人がその分を埋め合わせしてくれるように高金利にしているからです。
しかし、これでは真面目に返済している人が損をしているかのようですよね。
反対に消費者金融では借り入れしたとしても返さなくてもいいかのように見えますが、無論そのようなことはないです。
自己破産は当然のこととして、債務整理であってもその信用性に傷がつくために、借入した金員は返済しなければならないような仕組みになっているのです。
ただ、消費者金融の高金利はゆるぎのない事実ですから、消費者金融で失敗しないためには何らかの対策を講じておくべきです。
そのためには、消費者金融から借入した際には、あくまでも借金であることの認識をしっかりとしておくことです。
当然のことのようでありながら、この認識が不十分である人が少なくないのが事実です。
むしろ借入限度額があたかも貯金であるかのように誤解している人も存在しているほどです。
そのために、借金であることを充分に認識した上で消費者金融を利用することが重要です。
申し込む時点といわずとも、借入する際には返済計画を策定しておきましょう。表計算ソフトを利用してもいいかも知れませんね。
このような本来的な認識を踏まえれば、消費者金融から借入した際には、短期間かつ少額に抑えるように努力することが肝要です。
消費者金融はその金利の高さから、借入金額が高額であればあるほど返済に要する期間が長期化してしまいかねず無駄な利息を支払わざるを得ないからです。
これらのことに留意した上で借入することによって、消費者金融を味方に付けることができるのですよ。
消費者金融で借入したいけれども、どこの業者を利用すべきかが分からない人もいることかと思います。
そのために消費者金融を選択するに際してどのような点で考慮すべきかを解説していきます。
消費者金融から借入する際には、多くの人が金利について懸念することでしょう。
しかし、消費者金融は各社がシノギを削るような状況ですから、借入が初めての人であればなおさら上限金利が適用されることとなり、差額は全くといってよいほど生じません。
特に大手の消費者金融の場合であれば、仮に差異が生じていたとしても、ごくわずかなものです。
借入が初めての人と書きましたが、これについては、初回の借入額は金利が下がるほど大きくはならないためです。
金利が下がるのは100万円以上の場合が通常であって、多くの場合借入額は数十万円程度ですから、金利の低さには期待しないほうがいいでしょう。
どうしても金利の低い業者を選定したいにしても、平均の金利よりもわずか0.2パーセント程度しか下がりません。
そのために、消費者金融を利用する際には、別の角度から比較検討したほうが賢明でしょうね。
消費者金融を選ぶ際のポイントとして、どの程度インターネットで完結できるかを検討するといいでしょう。
申込み時点から返済に至るまでインターネットのみで手続を行える業者もあれば、実店舗で申込まなければならないような業者もあることでしょう。
そして、一部書類関係で、審査書類がファックスにしか対応していなかったり、カードの受け取りが必須であるところもあるようですね。
業者のなかにはインターネットに完全に対応しているところもあります。
この業者の特徴は、カードや契約書類の受け取りを要しないことにあります。
もちろん、カードや契約書類については希望すれば受け取ることも可能です。
他方、そのほかの業者の場合は、実店舗や専用契約機まで赴かずとも借入はできるのですが、カードや契約書類を受け取らなければならないところもあります。
また、契約が履行したあとにも、借入するためにサポートセンターに電話しなければならないところもあります。
インターネット完結であることを重視するならば、この点を踏まえて業者の選択をするとよいでしょう。
消費者金融を選択する際に、即日融資がしやすいか否かという点も気になるポイントですよね。
このポイントはどこに注視すべきかというと、手続が何時まで対応しているかを考慮するとよいでしょう。
業者によって締め切り時間に差異はありますが、インターネットを介した手続であれば、手続自体は便利ではあるものの、比較的早い時間に締め切られてしまいます。
自動契約機であれば夜間まで対応しているところが多い傾向がありますね。
インターネット完結を重視し、なおかつ即日融資を希望するのであれば、早い時間から申し込みをしたほうがいいでしょう。
そのほか特定の口座を持っているなどの条件つきで即日融資が可能となる業者もあります。
即日融資で、なおかつインターネット完結ということであれば、銀行振り込みによる融資以外にはないですから、どうしても早い時間から申し込みをする必要が生じてしまいます。
しかし、自動契約機まで赴けるのであれば、夜間であっても手続可能であるために、即日融資の可能性も向上してきます。
自動契約機から申し込みをしてもいいのですが、自動契約機に赴くまでに申し込みを済ませておくとより迅速に手続を済ますことが可能です。
注意が必要なのが、あまりに夜遅ければ即日融資が不可能になってしまう場合があることです。
業者によって、即日融資に適したところがありますから、迅速に融資を受けたいということであれば、このような業者を選ぶべきでしょうね。
インターネット完結による手続をここまで重視する理由として挙げられるもののなかには、家族や知り合いにバレずに借入したいという意図があるものと考えられます。
そのような要望のある人は少なくはないはずですよね。
この方法としては、インターネットでの手続の比重が高い消費者金融を選択することが良いでしょうが、もう1つの方法として、
明細書をインターネット上の会員ページで確認でき、なおかつ自宅まで明細書を郵送しないように選択することをオススメします。
消費者金融と銀行の融資とを比較してみると、消費者金融の金利は高い傾向にあります。
しかし、それほどまでに大きな差異はないものといってもいいでしょう。
ただ、利息は安いに越したことはありませんが。
そして、銀行には後述する総量規制というものがないために、年収の3分の1以上もの借入が可能なのです。
そのために、あまりに高額な融資を検討しているのであれば、銀行からの借入を検討すると良いでしょう。
その反面デメリットとしては、審査が厳格であることでしょうか。ある程度の安定性がなければ審査に通過することは容易ではないでしょう。
金利が低い分、そのようなデメリットがついてまわるわけです。
さらに、審査にとても時間がかかってしまうこともデメリットに挙げられるでしょうね。
借入に迅速性を求めるのであれば、銀行からの借入は諦めて、消費者金融から借入したほうが良い結果になるでしょう。
クレジットカードは、消費者金融と比較すればショッピングに便利であることがメリットです。
インターネットでのショッピングもそうですが、都度逐一銀行振込しなければならないのであれば、とてもわずらわしいですよね。
また、銀行振込や代引きが不可能なお店も増えてきました。
しかし、クレジットカードがあることによって、こうした心配をすることなくスムーズにショッピングできるのです。
そして、クレジットカードとはいっても、キャッシングを兼ねているものも多いために、消費者金融のように借入をすることだって可能なのですよ。
クレジットカードにもデメリットはあります。
カードの発行までに1週間程度の時間がかかることや、消費者金融からの借入以上に借金という感覚が薄れがちであることなどです。
消費者金融のカードローンであっても、借入限度額があることを貯金と錯覚する人がいるほどなのですが、クレジットカードの場合であれば、さらに使いすぎる事態を招きがちです。
消費者金融の金利は確かに低くはないですが、保証人や担保を要する必要がないこと、審査が迅速であること、どのような目的で借入するのかを問われないという点にメリットがあります。
もし、何らかのローンを組んだ場合には、その購入商品自体が担保になってしまいます。
しかも、担保があれば審査がその分長引き、場合によっては1ヶ月程度を要することも多いようですね。
その上、ローンの使用目的を限局されかねないために、消費者金融はとても扱いやすく利便性に富んでいるのです。
その分、利息が高くならざるを得ないのですが、借入目的などに照らし合わせて選択すると良いですね。
消費者金融とは、主に個人向けに特化した融資方法を採用している企業のことを示唆し、いわゆる貸金業者のうちの1つになります。
貸金業者は、消費者金融以外にも事業者カードローンを取り扱う業者やクレジットカード会社、それにリース会社などが存在しています。
銀行との大きな違いは、法的なものになります。
銀行は銀行法、消費者金融は貸金業法によってそれぞれ規制されており、明確に別物として扱われています。
そのために、銀行では許容されている事項であっても、消費者金融では禁止されているものもあるのです。
また、銀行には預金が可能であるのに対して消費者金融で預金するという話は聞きませんよね。
そのことからも、この両者は全くの異質なものなのです。
消費者金融と銀行との大きな違いの1つに法的な位置づけが異なることが挙げられるのですが、
具体的には貸金業法による規定を受けていれば、年収の3分の1以上の借入は不可能なのです。
これは総量規制と呼ばれる制度で、法律に基づいて規定されている事項なのです。
無論のこと、この総量規制は1社のみならず、貸金業法に規定されている業者全部からの借入に適用されてしまうのです。
消費者金融のみならず、クレジットカード会社であっても、この総量規制の適用範囲内であるために注意が必要です。
以上のとおり、消費者金融の仕組みについて解説してきました。
消費者金融は、資金調達方式ゆえの金利の高さがつきものではあるものの、その分審査が迅速かつ簡便になっているのです。
特に借入から返済に至るまでインターネット完結できるなど便利に留まらずプライバシー面への配慮もなされているのです。
メリットデメリットを併せ持った消費者金融の特性を踏まえた上で利用していくことが有用ですね。
いかがでしたでしょうか?
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