最終更新日:2019年01月29日
Mentor Capitalです。
今回は個人投資家との付き合いにおいてのポイントについて解説したいと思います。
低金利の時代のいま、お金は銀行に貯金していてもなかなか増えていかないものです。
また、低金利ということで銀行の役割は、お金を借りてもらうことがメインになっているともいえます。
ですが低金利というのは真面目に貯金している人が得をしないものでもありますし、今後の日本経済の発展を期待するのであれば、
守りに入っている銀行よりも、どんどん自分で投資先を見つけて資産を増やしていく投資家のほうが仲良くなっておきたい存在でもあるでしょう。
ですから事業を始める時の資金調達も「借入」「融資」なども銀行以外の頼れる存在として投資家と知り合いになるというのも良い方法です。
【 1 】投資家も個人投資家となら出会えることがある
投資家とひとことで言っても、投資1本で生計を立てている専業のプロの投資家もいれば、会社員のかたわら副業として投資を行っているようないわゆる兼業投資家がいるものです。
専業投資家の場合、億単位で利益を出していたりする人も多いため、融資を受けたいと考えている人からしてみればとても魅力があり、
願わくば付き合いを持ちたいと思う相手でもありますが、こういった専業の投資家と出会う機会というものは、なかなかないものです。
仕事自体が投資ですから、普段から関連情報の収集や市場動向を探っていたりと勉強に時間を割いていたりするため、人との交流も少ない傾向にあるといえるでしょう。
株価のチャート分析をおこなうために部屋にこもっていることも多く、運よく出会えても話のきっかけを掴むのが難しいものです。
また、プロの投資家はプロとして色々な企業の重役ともつながりがあったり、投資家向けの高級品のオークションに参加することもあるので、
そういったつながりや場を探し出して参加し、徐々につながりを持てるように付き合っていくという方法も良いでしょう。
ですが、プロの投資家と付き合うには、ご自身も相手に見合うだけの人物にならなければなりません。
投資家は「損をするもの」「利益が出ない」と判断したものには興味を持たないので、
まずは自分と付き合うことによって利益を得られる相手なのだということを感じ取ってもらえるようにしなければならないでしょう。
そのためには、話術も必要ですし、政治経済、事業を始めるために融資をおこなってもらいたいのであれば、どれだけ魅力のある事業なのかもアピールしておく必要があります。
また、付き合うなかで事業のイメージを具体化させて説明するというのも良いです。
新しいビルやお店があればそういった実在するものを例にして、自分の事業アピールをするようにすると良いでしょう。
【 2 】ねらい目は個人投資家
専業投資家は持っているお金もものすごく多い場合がほとんどなので、大きな金額の融資や借り入れを期待することもできますが、なかなか付き合いにくい側面があります。
専業投資家は同業の専用投資家同士で、日常的に情報交換を交えた付き合いをおこなっていることも多いですし、
その中に入れたとしても会話の流れについて行けなかったり、自然な会話ができないこともあるでしょう。
そんな場合には、もっとカジュアルに付き合あえる個人投資家を狙うのも手です。
個人投資家には会社員の方もいれば、専業主婦の方だったりと一般社会とのつながりも多いことから話も合いやすいでしょう。
また、持っている株の銘柄なども馴染みのある企業の株を所有していることが多いので、投資の話で付き合うにも良いです。
投資家というのは「FX」「不動産」「株」と色々なものに幅広く投資をおこなっていることも多いですから、専業の投資家であれば投資のことだけで頭がいっぱいにもなってしまうものです。
ですが、個人投資家であれば、自分の貯金の中から一つの銘柄にだけ投資していることが多いため、浮世離れした感覚の人はそういないでしょうから、
交流をする上では肩ひじを張らずに付き合うことのできる良い相手だといえるでしょう。
また、個人投資家であれば投資セミナーなどで出会えることもありますし、SNSなどでつながれる可能性も高いといえます。
個人投資家であれば出会える場のハードルも低いですから、親しくなって融資などの話もしやすくなることが期待できます。
また、投資も何もされていない方の場合、一般の方からの融資や借入れについて良くないイメージや怪しいイメージが先行されてしまうかと思いますが、
一般の方であっても個人で投資をおこなっている方の場合、リスクやそれによるメリットなどについての知識と基準を持っているので、
融資の話を持ち掛けられても、まずは話だけでも聞いてみようという気にもなるものです。
個人投資家の方でも、資産を増やしている人は多くいるので、資金調達をおこないたい時には、こうした個人投資家との人脈を作って融資を受けるというのも一つの方法になります。
【 3 】個人投資家とうまく付き合うには
せっかく個人投資家と出会うことができても、その後の関係がスムーズいかなかったり、険悪になってしまっては意味がありません。
そのため個人投資家の方と付き合う際においても、その人が好みそうな情報や、好きそうなものを察知してうまく合わせるように心がけましょう。
また、個人投資家の方の場合、投資できる金額にも限りがあることと、プロの投資家のように専門的な投資情報ルートを持っていないこともあり、
投資に関する良い情報をいち早くキャッチできるよう常日頃から奔走していたりもするので、個人投資家の方と話して情報を得るだけでなく、自分からも良い情報を提供するようにもしましょう。
相手に情報通な人と認識されれば、今後も良好な関係で付き合いっていきたいと思われるものです。
また、融資や資金調達を期待できるような個人投資家であれば、その投資家の苦手な分野の情報を提供してあげるようにもしましょう。
企業の機密情報などは、株の世界ではインサイダー取引の疑いにもなってしまうのでNGですが、
いま人気のある銘柄や、これから人気の出そうな銘柄などについて教えてあげれば、今後の投資に役立つので喜ばれるでしょう。
ですが、自分の方から投資について積極的に勧めるようなことは避けましょう。
個人投資家の場合、プロの投資家に比べれば投資が失敗した際のダメージは少ないとしても、場合によっては自分の日常生活を脅かしてしまう結果になってしまうことも起こり得ます。
中には投資に夢中になってしまった挙句に、ローンや借金をしてまで投資に走ってしまう方もいるので、
そういった冷静な判断ができないような人や、人から勧められたモノにすぐに手を出してしまうような個人投資家の方とは、しっかりと線引きをしておくことも必要だといえます。
個人投資家と付き合う場合においても、自分に対してメリットがありそうな方を選ぶようにしましょう。
また、自分自身が相手にとって「信頼」「信用」のできる人間になることも、個人投資家の方と付き合っていく上では抑えておくべきポイントでしょう。
「身なり」や「立ち振る舞い」「話し方」どれひとつ取っても怪しいと感じれば、人はお金の貸し借りはしたくないと思うものです。
■まとめ
一昔前、投資家といえば資産家や財産持ちといったイメージが強かったものですが、リーマンショックやバブルの崩壊で株価が大きく下落し、
日本の有名企業の株でも安く買えるようになったことで、個人投資家と呼ばれる人達が急増しました。
個人投資家の方でも、長い年月をかけて大きく資産を増やしている人もいるので、資金調達や融資の必要性が生じた際には、こうした個人投資家を頼るのも選択肢の1つに入れて良いでしょう。
ですが、投資は期待できるものや、これから成長が見込めるものに対して行うものなので、たとえ個人投資家であったとしても、
それなりに利益が出るものでないと、融資をおこなわないということには代わりはありません。
ですから、事業などの利益性についてしっかりと説明できるように準備すると共に、自分という人間を信用してもらえるようにしておかなければなりません。
「約束の厳守」や「良い情報の提供」といった積重ねを経て信頼関係を築いたりと、個人投資家と付き合うにしても、そういった人付き合い基本的な部分もしっかり抑えておく必要があるでしょう。
いかがでしたでしょうか?
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