最終更新日:2018年09月03日
Mentor Capitalです。
今回はファクタリングにおける問題点について解説したいと思います。
資金調達に際しても問題点は山積みですよね。
急場を凌ぐような状況であればあるほど、このような問題点に遭遇しやすいのではないでしょうか。
かかる事態を防止するためには、ファクタリングを利用するに差しあたってどのような問題点が生じるのかを事前に把握しておくことも重要な課題といえます。
2社間ファクタリングと3社間ファクタリング、それぞれの問題点
ファクタリングには、2社間ファクタリングと3社間ファクタリングとが存在します。
3社間ファクタリングでは、利用会社とファクタリング業者のみならず、取引先とも契約を履行する必要性があるため、
当然に利用会社がファクタリングをしている事実が取引先にも知れ渡ることとなり、ひいては利用企業が資金調達をしようとしていることや資金面で困窮していることも明らかとなってしまいます。
そのため、取引先を交えない利用会社とファクタリング業者とで締結する2社間ファクタリングを利用することがこの問題点を回避し得ることに繋がるわけです。
ただ、3社間ファクタリングよりも2社間ファクタリングのほうが必ずしも優越しているというものではなく、2社間ファクタリングを利用する問題点としては、手数料が多くとられる傾向にあります。
ファクタリングの手数料にまつわる問題点
そのほかのファクタリングを利用する時の問題点として、利用の事実が発覚する以外にも、銀行融資や事業者融資などに比べて、ファクタリングの情報があまりないことが挙げられます。
ファクタリングに係る情報は、インターネットで検索すればそれなりに表示はされるのですが、どの業者がいくらの手数料を必要とするかといった情報については、
目安はあるものの具体的な数値は不明瞭となっていることが多いです。
もちろん、手数料にも相場はあります。概ね事務手数料として1ないし2%ほど、取扱われる売上債権のうちの2割程度が手数料として減額されることになっていますが、
ファクタリング業者によって実際にはかなりの差異があります。
もし1000万円の売上債権をファクタリングするともなれば、計22%相当もの手数料を要するとして、220万円も差し引かれてしまうのですよ。
ただ、手数料が1割程度に留まるファクタリング業者もないとはいえません。
債権登記が残存している問題点
ファクタリング契約を締結する際には、万一の問題点が生じたときのために売掛債権から資金を回収できる旨の譲渡登記が可能であるように用意がなされています。
このような際に新たに別のファクタリング契約を締結してしまえば、従来の譲渡登記のために契約に至らない事態も起こり得る問題点もあるのです。
悪質なファクタリング業者の存在
ファクタリング業者のなかには悪質なものも存在するとされていますから、それそのものが問題点といえます。
ファクタリングを利用する会社は資金繰りに困窮していることが少なくないため、悪質なファクタリング業者のなかには、これを狙い法外な手数料を要求することもあるようです。
本来であれば、資金繰りを良好にする目的でファクタリングを利用していたにもかかわらず、こともあろうに資金繰りを落ち込ませるに至ってしまう問題点も報告されています。
さらに悪質な業者のなかには、契約締結時点において、契約書を書類化しないところもあるようです。
契約書が発行されなければ、契約内容が改竄される余地があるため、契約したはずのないことを要求されるなどといったトラブルを生じさせてしまう問題点もはらんでいます。
悪質な業者を見分けるポイントとは
ファクタリングを用いる場合には、その業者に信頼性があるかどうかを入念に検討することが重要です。
そのポイントとして、何らの必要書類すらなく契約に至ったという場合や、相当高額な手数料、契約書が質素なものである、
ファクタリングの問題点に関する説明がない、事前の打ち合わせとは全く異なる契約内容を提示してくる、本社所在地あるいは本社そのものがない、などといった事情がありますから、
このようなポイントの有無を踏まえてファクタリング業者が悪質か良質かを見極めていきましょう。
一般的に、ファクタリングに必要となる書類としては、商業登記簿謄本をはじめ、決算書や確定申告書などの企業の業績を示したもの、
売掛債権を保有する取引先企業とで交わした契約書やどのような業務を行っているのかを確認可能な書類などを用意する必要があります。
最後に
ファクタリングは相当有用な資金調達方法ではあるのですが、利用に際しては収拾のつかない事態に至る余地もあるため、じっくりと腰を据えた調査を行った上で行うことをオススメします。
ファクタリングを利用するともなれば、資金を獲得する時期を急義たくなる気持ちも分かりますが、悪質な業者に見透かされないように留意した上で望みましょう。
ファクタリングを利用する際には、スピーディーな資金調達を成し遂げたいものですが、でき得る限りファクタリング業者の取捨選択にあたって、
上記で述べたような問題点に関する吟味を怠らないことが万全といえるのです。
ファクタリングの問題点を回避するためにも、利用前にあらかじめ無料サイトなどを使って診断を受けておくことも有用といえるでしょう。
ファクタリングによって資金繰りに係る問題点を克服した利用会社の多いサイトを選んでみてはいかがでしょうか。
いかがでしたでしょうか?
何か不明な点等が有れば、お気軽にメンターキャピタルまでお問合せ下さい!!