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悪徳ファクタリング会社を見極める14個のポイントとは?

最終更新日:2018年09月13日

 

 

Mentor Capitalです。

 

 

今回は、悪徳ファクタリング会社を見極めるポイントについて解説したいと思います。

 

 

 

 

 

ファクタリングの利用を検討しているような人でも、ファクタリング会社の実態を知らない場合が多いです。

ファクタリング関連のニュースでファクタリング関係者が逮捕された旨が報じられていることを端緒として、

悪徳ファクタリングに会社が存在していないのか、あるいは、自己に接するファクタリング会社が悪徳業者ではないのかと、何らの根拠もないままに不安を感じざるを得ないのもまた事実です。

そこで、ファクタリング会社のなかで、悪徳なものや違法を行っているものがないかを判別する方法を列挙しました。

 

 

【ファクタリング会社が固定電話を用いているか】

 

 

まず、ファクタリング会社の所持している電話が固定電話であるか、携帯電話であるかといった点に注視してみましょう。

当該ファクタリング会社のサイトに記載されている電話番号が固定電話であるにも関わらず、担当者が決まって携帯電話から連絡してくるファクタリング会社、思い当たる節はありませんか?

もし、担当者が外出しており、やむなく携帯電話を用いているのであればまだしも、当該ファクタリングの事務所に何らかの問題及び違法、

瑕疵があることによって、固定電話を設置できない事情が存在するのであれば、ファクタリングとは名ばかりのヤミ金業者である可能性も払拭できません。

 

 

【面談審査を実行しているか】

 

 

原則として、ファクタリングに際しては、その性質に照らし、面談審査が必須といえます。

殊に2社間ファクタリングに至っては、ファクタリング経営者がどのような人間であるか、信用できる者であるかは、実際に顔を合わせて会話しない限りは、

どのようにも解することができ、判断しかねるからです。

というのも、2社間ファクタリングにおいては、ファクタリングの利用会社に売掛金が入金されることとなりますが、

その後、ファクタリング会社へその金員を振り込まなければならない仕組みになっているために、悪徳経営者であれば、その金員を使い込む可能性があります。

そのような疑念を晴らすために、ファクタリング会社は面談審査を実施しています。

しかし、面談審査を実施するとはいいつつ、審査する場所がファクタリング会社の社内ではなく、喫茶店やそのほかの会社以外の場所で行う業者もあるといいます。

そもそもファクタリングを利用するような状況とは、会社の経営状況などに関する厳粛な話し合いの場ですから、これに喫茶店などを選択する業者自体の信用性を疑って然るべきです。

面談審査においては、ファクタリング会社のサイトに記載された地に所在するオフィスで実施する業者でなければ、悪徳業者の可能性が高いといえるでしょう。

ただ、オフィスの新旧や清潔か不潔であるかといった点については、古ぼけたオフィスを有していながら、

優良企業である場合も多々あり得るために、単なる事務所の印象自体をもって優良か悪徳かを左右し得るものではないという点については考慮しましょう。

つまり、サイトに記載された所在地で面談審査をするか否かに、悪徳ファクタリング会社を見分けるポイントがあるといえます。

 

 

【見積もりの提示に妥協がないか】

 

 

ファクタリングの申し込み時に、見積もりが出せなかったり、出せたとしても概括的な明細に留まっていたり、

見積もり作成にあまりに膨大な時間を要していたり、見積もり自体が明白なものでなかったりなどといった態様のファクタリング会社には注意を払うべきです。

通常は、ファクタリングを申し込んだ際に、ファクタリングの手数料が適正であるか以前に、見積もり作成が滞りなくできるか否かという点からも、

悪徳ファクタリング会社を見分ける重要な事項というべきなのです。

 

 

【ファクタリング手数料が適正か】

 

 

ファクタリング手数料が相場に照らして、著しく高額である場合にも悪徳ファクタリング会社である可能性が高いと言えますので、手数料の相場を確認しておく必要があります。

 

 

【契約書を入念に作成しているか】

 

 

契約書を作成しないのも悪徳ファクタリング会社の特徴です。優良な業者であれば、「ファクタリング契約書」「売掛債権譲渡契約書」という契約書を作成するのが通常です。

このために、ファクタリングに関する契約書を作成しなかったり、作成しても控えを渡さなかったり、ファクタリング契約書の内容が薄かったり、

契約書を事前になって変更する、などの特徴があるファクタリング会社は、悪徳ファクタリング会社である可能性が高いです。

優良なファクタリング会社であれば、相当量のファクタリング契約書を作成してくれます。

そして、たとえ煩わしくとも、ファクタリング契約書については隅から隅まで目を通しておきましょう。これはどのような契約書にも該当することですが、

契約書を見ることなく契約したとしても、被害を受けるのは、顧客である経営者なのです。

もし、何らかの判然としない点があれば、担当者に尋ねておきましょう。

 

 

【ファクタリング契約に際して提出書類をどの程度要求してくるか】

 

 

ファクタリング契約の申し込み時に、書類の提出を要求してこないというのも悪徳ファクタリング会社の特徴でしょう。

優良なファクタリング会社であれば、審査に供する書類を当然に大量に要求してきます。悪徳ファクタリング会社であれば、

別の手口で金をせしめようとするために、まじめに審査することを要しないのです。

ファクタリング審査では、商業登記簿(全部事項証明書)、決算書、試算表、納税証明書、売掛先との取引契約書、売掛金の請求書、振込口座の通帳のコピー、契約者本人を確認するための証明書…

などというように、実に多くの書類を要します。

そして、売掛先とで取引関係があったことを証するものとしての、契約書、請求書、発注書、入金があったことを証する通帳のコピーなどという書類は不可欠なものです。

もし、これらの書類を要求してこないファクタリング会社があれば、それは悪徳とまではいえないまでも、その信頼性は相当低いといわざるを得ません。

 

 

【ファクタリングサービスの充実度】

 

 

提供しているファクタリングのサービスが充実していればいるほど、信頼に足るといえます。

ファクタリングの種類には、2社間ファクタリング、3社間ファクタリング、診療報酬ファクタリング、国際ファクタリング、保証ファクタリング、などといったものが存在しています。

これらの種類があれば、ファクタリングサービスのバリエーションは豊富であり、信頼に足るといえるでしょう。
2社間ファクタリングのみの取り扱いのある業者もあるものの、これに加えて3社間ファクタリングを供している業者も存在しています。

そして、2社間ファクタリングと3社間ファクタリングとの差異がどのような点にあるかを明確に説示してくれるファクタリング会社は、相当信用性が高いでしょう。

 

 

【ファクタリング会社の概況が明記されているか】

 

 

通常のファクタリング会社であれば、会社概要にて、社名、代表者氏名、住所、交通手段、電話番号(固定電話)、設立日付、資本金、主要取引先、

事業内容などというような事項が当然に記載されているものです。これに反して、会社概要などを秘匿しているファクタリング会社には、疑念を持たざるを得ないでしょう。

 

 

【入金口座の名義が同一か】

 

 

ヤミ金や詐欺の場合には、法人口座の設立が不可能です。なぜなら、銀行が、法人口座が悪事に利用されることを懸念して、

開設に相当慎重になっているためであって、原則として、面談や調査を経なければ、法人口座を設立できないからです。

ファクタリング会社の実体が、ヤミ金や詐欺であれば、ファクタリング手数料を振り込む口座がファクタリング会社名とは異なる名義である法人口座か、

あるいは個人口座となっている蓋然性が高いといえます。

入金する口座の名称が、ファクタリング会社と異なっていれば、ファクタリングという名のヤミ金か詐欺業者である可能性もないではないです。

 

 

【保証人や担保を要求してこないか】

 

 

ファクタリングとは売掛債権を買取る性質のものであって、融資とは根本的に異なるために、保証人を擁立する必要性は何らありません。

しかし、ファクタリング会社でありながら、保証人を当然に要求してくるようであれば、悪徳ファクタリング会社とみて間違いないでしょう。

これと同様に、ファクタリングには、担保は要しません。しかし、担保を要求してくるようなファクタリング会社があれば、それはもう悪徳業者とみて間違いないでしょうね。

 

 

【融資話を持ちかけてこないか】

 

 

融資をするように持ちかけてくるファクタリング会社はありませんか?ファクタリングとは、売掛債権を買取ってくれるか否か、

これのみが提供サービスであるために、売掛債権に関する売買が終了してしまえば、そのファクタリング会社とは、もう関係することはないのです。
ところが、悪徳ファクタリング会社の場合には、売掛債権を買い取るのみでは、利益がないものと考えているために、本来の取引が終了した後であっても、

金を搾取しようとするために、融資関連の誘いを持ちかけてくるのです。

悪徳ファクタリング会社のなかには、売掛債権担保融資に切り替えて話を持ちかけてくる業者もありますから、特に注意しておきましょう。

ファクタリングで逮捕された事例とは、この売掛債権担保融資において、法定金利を超過していたためです。

ヤミ金業者でありながら、ファクタリング会社になり済ましていることもままあるようです。

もし、利用を検討しているファクタリング会社が悪徳であると思われたのであれば、インターネット上にある「悪質業者の検索」で検索してみるとよいでしょう。

 

 

【追加費用を何食わぬ顔で要求するか】

 

 

ファクタリング契約書や見積もり書で記載されていなかった費用が、後で請求された場合、既に手遅れに至っている場合もあり得ますが、悪徳ファクタリング会社の蓋然性が高いでしょう。
ただ、その費用が実費に係るものであって、明確な使途や金額が明記されていれば、特に問題ないのですが、見積書や契約書にも記載や説明がなかったり、

後出しで、事務手数料やファクタリング手数料を請求してくるようであれば、注意しましょう。

 

 

【入金日に不自然な点がないか】

 

 

2社間ファクタリングにおいて、売掛先からファクタリング利用会社を経て、ファクタリング会社へと資金が流れていきます。

これを踏まえれば、売掛金の入金日の後に、ファクタリング会社への入金日が設けられることとなります(大抵は同日に設定されることとなります)。

ところが、売掛金の入金日に先駆けて、ファクタリング会社への入金日が決定しているようでは、明らかに食い違いが生じてしまいますから、

このようなファクタリング会社は悪質であるといわざるを得ないでしょう。

ファクタリングが2社間ファクタリング、あるいは3社間ファクタリングである場合には、継続利用する場合のほかは、原則として、

売掛債権の売却後の入金をもって取引終了となり、ファクタリング会社との関係はなくなるものです。

 

 

【ファクタリングの手数料が適正か】

 

 

悪徳ファクタリング会社が、この場合に儲けを出そうと思えば、ファクタリング手数料を高額にするしか道はありません。

そのために、このような方法に邁進することなく、何らかの方法をもってして、売掛債権買取(ファクタリング)を売掛債権担保融資に係る契約に移行しようと画策します。
そして、ヤミ金のような手口を用いて、法定利率以上の利息をせしめようとするわけです。

この点、大阪府警が悪徳ファクタリング会社を逮捕した事例でも、その擬律背反となるべき事項とは、ファクタリングそのものでなく、

ヤミ金同様の出資法違反との疑いもあったものの、高金利での貸付及び無免許での貸金営業でした。当該事例では、主として中小企業が被害者となっています。

当該事例では、ファクタリングから売掛債権担保融資への切り替えが行われていたのかは、明らかとなっていませんが、

おそらく、ファクタリングよりも売掛債権担保融資のほうが利息が低い旨、または契約書の内容を利用者に無断で変遷させたものと考えられます。

こうしたことから、ファクタリング契約書の偽造はもってのほかとして、融資話を持ちかけられるか否かという点こそが、悪徳ファクタリング会社になり得る要件かも知れませんね。

もちろん、売掛債権担保融資と称する融資を利用してしまえば、それこそヤミ金相当の利息が生じることになりかねません。

 

 

【最後に】

 

 

ファクタリング会社が悪徳であるかを見極めるためには、固定電話の電話番号があるか、オフィスで面談したか、

見積もりが概括的でないか、ファクタリング手数料の見積もり額が適正、契約書を作成している、ファクタリング申し込み時に提出するように促される書類が多いかどうか、

ファクタリング会社に存在しているファクタリングに関連するサービスの種類、ファクタリング会社のサイトに記載の情報量、入金先の口座名義が異なっていないか、

保証人や担保を要求するか否か、融資を持ちかけてくる、ヤミ金業者でないか、追加費用を契約書作成後に請求してこないか、

売掛金の入金日よりもファクタリング会社への入金日のほうが早くないか、などといった観点から判断するとよいでしょう。

 

ファクタリング会社は大手が参入していない事業であるために、悪徳であるか否かを見極めることは、何ら大げさなことではなく、相当重要なことであると理解しておきましょう。

 

 

いかがでしたでしょうか?

 

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