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資金調達がネット銀行でも?

最終更新日:2021年08月06日

 

 

Mentor Capitalです。

 

 

今回はネット銀行の資金調達について解説したいと思います。

 

 

 

 

資金調達を検討する際はまず金利面から銀行融資が選択肢として上がると思います。

その銀行からの融資と言うと、メガバンク、地銀、信用金庫の3種類があって、事業規模によって付き合える銀行が変わるというイメージがあります。

このような銀行の序列の中に最近誕生したどこにも属さないカテゴリーがネット銀行です。

ネット銀行は店舗を持たずにコンビニや他行のATM、インターネットバンキングのシステムを利用してサービスを行う銀行です。

一般的な実店舗を持っている銀行と比較すると実店舗がない代わりに手数料が少なかったり審査が早かったりと様々なメリットがあります。

今回はそのようなネット銀行が行っているビジネスローンに注目して、3つのネット銀行のビジネスローンについて説明しますので、資金調達の調達先として検討してみてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

【資金調達でネット銀行系のビジネスローンを利用するメリット】

 

 

まず、資金調達する際にノンバンクなど他のビジネスローンと比較して一般的にネット銀行系のビジネスローンを利用するメリットについて説明します。

ネット系銀行の強みはインターネットを媒介としてユーザーにサービスを提供しているので普通の金融機関と比較すると、

店舗や人員などの固定的費用が必要ないため、その分の費用をサービス自体に還元する事ができます。

もちろん、ネット銀行のビジネスローンを申し込む事のメリットは、インターネットを利用して融資を申し込むために店舗などに来店する必要は無く、

年中無休で24時間いつでも融資を申し込めるという事です。

創業したばかりの個人事業主などの場合自分一人で会社を回しているため平日になかなか時間がとれないというケースも多いかと思います。
このように日中に時間がとれない経営者にとっては、資金調達のためにいつでも申し込めるネット銀行系のビジネスローンはありがたいサービスであると言えます。

またこのように24時間いつでも申し込めるというだけではなく、申し込みから審査を行い、融資までのスピードが一般的な実店舗を保有している銀行よりも早い傾向があります。

ですので、急いで資金調達したい場合にも有効な選択肢となります。

2つ目のメリットは一般的に利息が低くなりやすいということです。資金調達のコストが低いというのは経営上、非常に助かります。

ネット銀行のビジネスモデルの性質上、固定費が一般的な金融機関よりも抑える事ができ、

また実店舗の銀行は営業マンがリアルに接客するために同じような利息ならば営業マンが直接対面営業を行う実店舗型の金融機関の方が強くなります。

このような理由から、一般的にネット銀行は実店舗型との競争力を高める為に金利が低くなりやすい傾向になります。
また、このような実店舗型の銀行と競争を行う為にネット銀行は特典が充実しているケースが目に付きます。

例えば、そのネット銀行のグループ会社や連携している会社のサービスが有利な条件で受けられたりポイントが貰えたり、

引出手数料が何回か無料になったりとネット銀行毎に様々な特典でユーザーの関心を惹こうとしています。

このように営業マンに営業してもらう必要がない場合、ただ銀行からの資金調達だけを主な目的とする事業主にとって、ネット銀行のビジネスモデルはとても良いサービスだと言えます。

以下、代表的なネット銀行のビジネスローンサービスを3つピックアップしてどのような特徴があるのか説明します。

 

 

 

【資金調達におすすめのネット銀行ビジネスローン1:ジャパンネット銀行】

 

まず、資金調達でネット銀行を検討している経営者や経理担当者におすすめできるネット銀行として挙げられるのがジャパンネット銀行です。

Yahooショッピングへの出店者専用のビジネスローン「JNBストアローン」であったり、会計ソフトのfreeeの会員に対して専用のビジネスローンを組んでいたりと、

他のIT企業と連携して様々なビジネスローンサービスを提供しています。

両方のビジネスローンともに来店不要で利用限度額の範囲内で何度でも利用可能ですが、

特にJNBストアローンは金利1.45~8.2%で保証人、担保、決算書などは不要でヤフーショッピングのストア実績だけで最短翌営業日に借り入れを行う事が可能です。

 

 

【資金調達におすすめのネット銀行ビジネスローン2:楽天銀行】

 

2つめにおすすめできるネット銀行は楽天銀行です。

楽天は近年金融事業に力を入れており、クレジットカード事業は2017年4月~9月期の取扱高は3兆円を突破し、日本でも一番取扱高の多いクレジットカードになりました。

そのような楽天ですが、2016年8月から法人や個人事業主向けの「楽天銀行ビジネスローン」というサービスを開始しました。

原則担保の提供と経営者の保証が必要ですが、最小100万円最大1億円を融資していますので、ある程度まとまった資金調達も可能です。

 

 

【資金調達におすすめのネット銀行ビジネスローン3:住信SBIネット銀行】

 

様々な金融事業を手掛けるSBIホールディングスと三井住友銀行が共同出資しているネット専業銀行の住信SBIネット銀行もビジネスローンを提供しています。

2016年10月からサービスを開始している「レンディング・ワン」というサービスで、

クレジットカードサービスのZEUSに加盟している企業を対象に原則無担保、無保証、代表者保証も不要で融資を行っています。

以上、代表的な3社のネット銀行のおすすめビジネスローンについて紹介しましたが、この他にもネット銀行のビジネスローンは存在します。

例えば、東京スター銀行は「スタービジネスカードローン」というビジネスローンを行っており、

50万円~500万円を年利6.5%から14.5%で貸し付けを行っていますが返済方法が残高スライドリボルビング方式という少し変わった方法になっている点には注意が必要です。
また、イオン銀行やオリックス銀行もビジネスローンサービスを行っていますが、あまり詳細は記載されていません。

また、ネット専業銀行以外にもメガバンクだけではなく地銀がネット銀行サービスを行っていて、そのサービスとしてビジネスローンを行っているケースもあります。

 

 

 

【資金調達をネット銀行で行う際の注意点】

 

 

このようにネット銀行は様々なビジネスローンサービスを行っていますので、資金調達を検討する際には有効活用したいところですが、

ネットで簡単に契約できるからと言って審査まで甘くなるわけではありません。
おすすめ3選のネット銀行の中にジャパンネット銀行のJNBストアローンや住信SBIネット銀行のレンディング・ワンなどを挙げましたが、

これらのサービスはヤフーのストア実績やクレジットカードの決済金額から融資しても安全な金額を計算しやすいから担保や保証人不要で融資を行います。
しかし、このような例外を除けば、審査を通過するための難易度は普通の金融機関とほとんど変わらないという事ができます。

ですので、申し込みが簡単だからということで、簡単に資金調達できるということではありませんので、しっかりと審査に備えるべきなのは言うまでもありません。

また、スター銀行のビジネスローンが採用している残高スライドリボルビング方式のように特殊で返済までに長い期間がかかる返済方法が設定されているかもしれませんので、

自社の資金調達の方針と照らし合わせて、ビジネスローンの契約条件が問題ないか確認するようにしてください。

 

 

【資金調達としてのネット銀行のビジネスローンについてまとめ】

 

以上のように、ネット銀行が提供しているビジネスローンについておすすめ3選や注意点などを紹介してきました。

銀行と言えば、メガバンク、地方銀行、信用金庫というのが主要な選択肢ですが、最近ではネット銀行のビジネスローンを利用するという選択肢も増えました。
資金調達する上で、ネット銀行からのビジネスローンは一般的な融資と比較すると審査が簡単でスピーディーであったり金利が安かったりします。

また、特定のサービスと結びついて専用のローンを組んでいる事もあるので、このような条件にあてはまれば極めて頼もしい資金調達先だと言えます。

このような理由からジャパンネット銀行はヤフーショッピング、楽天銀行は楽天市場に出店している企業に、

住信SBI銀行はゼウスというクレジットカード決済システムを利用しているユーザーに専用のビジネスローンを用意しており、該当者にとってはとても便利だと言えます。

ただし、このような一定の条件を満たす企業を除けば、ネット銀行のビジネスローンは銀行のビジネスローンと同様に厳しく時間も掛かる場合もありますので、

資金調達を検討する際は十分に比較した上でビジネスローン会社を決定しましょう。

 

いかがでしたでしょうか?

 

何か不明な点等が有れば、お気軽にメンターキャピタルまでお問合せ下さい!!