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悪徳ファクタリング会社の注意点!!

最終更新日:2024年04月02日

 

 

Mentor Capitalです。

 

 

 

 

今回は、悪徳ファクタリング会社について解説したいと思います。

 

 

 

 

 

ファクタリング事業は法的な制限や届出義務がないため、中には悪徳と言われる業者が存在しています。

ですので、ファクタリングを利用する際には、悪徳ファクタリング会社に騙されないよう自己防衛する必要があります。

そこで、ファクタリング会社のなかで、悪徳な業者や違法を行っている会社かどうかを判別する方法を厳選してお届けします。

 

 

 

 

悪徳ファクタリング会社/注意点チェック1.固定電話の有無

 

まず、ファクタリング会社の所持している電話が固定電話か、携帯電話か、注視してみましょう。

ファクタリング会社のサイトに記載されている電話番号が固定電話であるにも関わらず、担当者から常に携帯電話で連絡してくる場合は注意が必要です。

その会社の事務所に何らかの問題及び違法、瑕疵があることで固定電話を設置できない可能性があります。

これはファクタリング業界だけでなく、他の事業でも簡単にチェックできる項目です。

 

 

 

悪徳ファクタリング会社/注意点チェック2.面談審査の有無

 

ファクタリングの取引はその性質に照らし、特に初回は面談審査を行うべきです。

2社間ファクタリングの場合、ファクタリング経営者がどのような人間であるか、信用できる者であるか、実際に顔を合わせて会話することで分かる部分があります。

これはファクタリング利用者、ファクタリング会社、双方が相手を観察するためにも、お互いにとって必要なものと言えます。

ここで注意するべきは、ファクタリング会社が面談する時に場所です。

例えば会社内ではなく喫茶店やそのほか会社以外の場所で行うようであれば疑ってみましょう。

ファクタリングを利用する状況の場合、会社の経営状況などに関する厳粛な話しもありますので、喫茶店のような場所で情報が他人に漏れるような行為は信用性の面からも問題です。

また、面談審査において、ファクタリング会社のホームページに記載された場所、オフィスで実施する業者でなければ、悪徳業者の可能性が高いといえるでしょう。

ただ、オフィスの新旧や清潔か不潔であるかといった点については、古ぼけたオフィスを有していながら、

優良企業である場合も多々あり得るために、単なる事務所の印象自体をもって優良か悪徳かを左右し得るものではないという点については考慮しましょう。

あくまでも、サイトに記載された所在地で面談審査をするか否かに、悪徳ファクタリング会社を見分けるポイントがあるといえます。

 

 

 

悪徳ファクタリング会社/注意点チェック3.見積もり内容

 

ファクタリングの申し込み時に、見積もりが出せなかったり、出せたとしても概括的な明細に留まっていたり、

見積もり作成にあまりに膨大な時間を要していたり、見積もり自体が明白なものでなかったりなどといった態様のファクタリング会社には注意を払うべきです。

通常は、ファクタリングを申し込んだ際に、ファクタリングの手数料が適正であるか以前に、

見積もり作成が滞りなくできるか否かという点からも、悪徳ファクタリング会社を見分ける重要な事項というべきなのです。

 

 

 

悪徳ファクタリング会社/注意点チェック4.ファクタリング手数料が適正か

 

ファクタリング手数料が相場に照らして、著しく高額である場合にも悪徳ファクタリング会社である可能性が高いと言えますので、手数料の相場を確認しておく必要があります。

 

 

 

悪徳ファクタリング会社/注意点チェック5.契約書の内容

 

契約書を作成しない場合は悪徳ファクタリング会社の可能性が高いです。

優良な業者であれば、「ファクタリング契約書」「売掛債権譲渡契約書」という契約書を作成するのが通常です。

仮にファクタリングに関する契約書を作成しない、作成しても控えを渡さない、という場合は危険です。

また、ファクタリング契約書がある場合でも、内容が薄かったり、契約書を直前で変更する、などの場合は、悪徳ファクタリング会社である可能性が高いです。

優良なファクタリング会社であれば、相当量のファクタリング契約書を作成します。

そして、たとえ煩わしくとも、ファクタリング契約書については隅から隅まで目を通しておきましょう。

これはどのような契約書にも該当することですが、契約書を見ることなく契約したとしても被害を受けるのは利用者自身です。

もし、不明な点がある場合は納得できるまで質問しましょう。

 

 

 

悪徳ファクタリング会社/注意点チェック6.提出書類をどの程度要求してくるか

 

ファクタリング契約の申し込み時に、書類の提出を要求してこないというのも悪徳ファクタリング会社の特徴でしょう。

優良なファクタリング会社であれば、審査に供する書類を複数要求してきます。

悪徳ファクタリング会社であれば、別の手口で金をせしめようとするために、まじめに審査することを要しないのです。

ファクタリング審査では、商業登記簿(全部事項証明書)、決算書、試算表、納税証明書、売掛先との取引契約書、

売掛金の請求書、振込口座の通帳のコピー、契約者本人を確認するための証明書…など、多くの書類を要します。

そして、売掛先との間で取引関係があったことを証するものとしての、契約書、請求書、発注書、入金があったことを証する通帳のコピーなども不可欠な書類です。

もし、これらの書類を要求してこないファクタリング会社があれば、それは悪徳とまではいえないまでも、その信頼性は相当低いといわざるを得ません。

 

 

 

悪徳ファクタリング会社/注意点チェック7.ファクタリングサービスの充実度

 

提供しているファクタリングのサービスが充実していればいるほど信頼度は高まります。

ファクタリングの種類には、2社間ファクタリング、3社間ファクタリング、診療報酬ファクタリング、国際ファクタリング、保証ファクタリング、などが存在しています。

これらの種類があれば、ファクタリングサービスのバリエーションは豊富であり、信頼に足るといえるでしょう。

2社間ファクタリングのみの取り扱いのある業者もあるものの、これに加えて3社間ファクタリングを供している業者もあります。

そして、2社間ファクタリングと3社間ファクタリングとの差異がどのような点にあるかを明確に説示してくれるファクタリング会社は信頼度が高いと言えます。

 

 

 

悪徳ファクタリング会社/注意点チェック8.ファクタリング会社の概況が明記されているか

 

通常のファクタリング会社であれば、会社概要にて、社名、代表者氏名、住所、交通手段、電話番号(固定電話)、設立日付、資本金、主要取引先、事業内容などの項目が記載されています。

これに反して、会社概要などを秘匿しているファクタリング会社には、疑念を持たざるを得ません。

 

 

 

悪徳ファクタリング会社/注意点チェック9.入金口座の名義が同一か

 

ヤミ金や詐欺の場合には、法人口座の設立が不可能です。

銀行が法人口座が悪事に利用されることを懸念して、開設に相当慎重になっているためです。

原則として、面談や調査を経なければ、法人口座を設立できません。

ファクタリングに関わる金銭の振り込み口座がファクタリング会社名とは異なる名義の法人口座や、個人口座の場合は、ヤミ金や詐欺の可能性が高まります。

 

 

 

悪徳ファクタリング会社/注意点チェック10.保証人や担保を要求してこないか

 

ファクタリングとは売掛債権を買取る仕組みです。

融資とは根本的に違いますので保証人や担保を擁立する必要性は一切ありません。

しかし、ファクタリング会社でありながら保証人や担保を要求してくる場合は、悪徳ファクタリング会社とみて間違いないでしょう。

 

 

 

悪徳ファクタリング会社/注意点チェック11.融資話を持ちかけてこないか

 

融資をするように持ちかけてくるファクタリング会社も危険です。

基本的に売掛金の買取のサービスですので、売買が終了すれば取引関係は終わります。

ところが、悪徳ファクタリング会社の場合には、売掛債権を買い取るサービスの他にも融資関連の誘いを持ちかけてくる可能性があります。

悪徳ファクタリング会社のなかには、売掛債権担保融資に切り替えて話を持ちかけてくる業者もありますので注意しておきましょう。

ファクタリングで逮捕された事例は、この売掛債権担保融資において法定金利を超過していたためです。

この点、大阪府警が悪徳ファクタリング会社を逮捕した事例でも、その擬律背反となるべき事項とは、

ファクタリングそのものでなく、ヤミ金同様の出資法違反との疑いもあったものの、高金利での貸付及び無免許での貸金営業でした。

当該事例では、主として中小企業が被害者となっています。

当該事例では、ファクタリングから売掛債権担保融資への切り替えが行われていたのかは明らかとなっていませんが、

おそらく、ファクタリングよりも売掛債権担保融資のほうが利息が低い旨、または契約書の内容を利用者に無断で変遷させたものと考えられます。

ヤミ金業者でありながら、ファクタリング会社になり済ましていることもありますので、

利用を検討しているファクタリング会社が悪徳であると思われたのであれば、インターネットなどで検索してみましょう。

 

 

 

悪徳ファクタリング会社/注意点チェック12.追加費用を要求するか

 

ファクタリング契約書や見積もり書で記載されていなかった費用が、後で請求された場合、悪徳ファクタリング会社の可能性が高いです。

ただ、その費用が実費に係るもので明確な使途や金額が明記されていれば特に問題ありませんが、

見積書や契約書にも記載や説明がなく、後になって理由をつけて事務手数料やファクタリング手数料を請求してくるようであれば注意しましょう。

 

 

 

悪徳ファクタリング会社/注意点チェック、手口めまとめ

 

ファクタリング会社が悪徳であるかを見極めるために上記12のチェックポイントは有効です。

また、上記のチェックポイントが悪徳ファクタリング会社の手口になる項目とも言えます。

いずれか1つでも気になる点があれば、第三者に相談しましょう。

また、すでに取引を進めている中で怪しい点に気づいた場合は、弁護士に相談するなどその時点で可能なリカバリーを心がけましょう。

 

いかがでしたでしょうか?

何か不明な点等が有れば、お気軽にメンターキャピタルまでお問合せ下さい!!