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ファクタリングとビジネスローンとの違い

最終更新日:2017年11月20日

 

似ているようで全く異なるファクタリングとビジネスローン。

まずは会計面での違いです。ファクタリングは、売掛金(売掛債権)をファクタリング会社に買取ってもらい(譲渡し)、キャッシュを確保し、資金調達するものです。

事業主と売掛先との間にファクタリング会社が入り、売掛先の代わりに時期を早めて入金します。

これはこれから入金予定の取引先に売掛をかけている状態であるため、会計上では「資産」になります。

企業信用情報に影響ありません。

 

一方、ビジネスローンは、会社が銀行やノンバンク系と呼ばれるクレジットカード会社や消費者金融から借金をして、資金調達するものです。

会計上は「負債」となります。
会計上、負債を増やすことに抵抗があり債務超過になりたくないという場合は、資産計上できるファクタリングの方を活用するとよいでしょう

。不良債権化されている売掛債権を処分できるという点においても、ファクタリングは有効なことから、

ビジネスローンで負債を増やす方法は敬遠され、それよりも売掛金を整理できるファクタリングの方が合理的と考える傾向にあります。

 

会計上の違い ファクタリングは「資産」ビジネスローンは「負債」

 

と、いうことになります。

 

ファクタリングの手数料とビジネスローンの利息の違い

 

ビジネスローンは、先にお話ししたように、負債に分類されるため、元本に利息をプラスして返済していく義務があります。

ファクタリングは、売掛金の前借りのようなもので、ファクタリング会社の負担によって売掛金を買い取ってもらいます。

そのため、借金の利息はかかりませんが、手数料を支払う必要があります。

ファクタリング会社は売上債権の現金化の手間や、売掛金をきちんと回収できるかのリスクを負うことなり、特に2者間での契約は高リスクのため、手数料がある程度高めに設定されています。
一般的にはビジネスローンの金利は10~15%であるのに対し、ファクタリングの手数料は10~30%です。

支払い方も異なり、ビジネスローンは返済のたびに利息がかかり、ファクタリングは初回の入金時に手数料が引かれて入金される形となっています。

 

審査対象の違い ファクタリングの方が審査通過しやすい

 

ファクタリングにもビジネスローンにも当然ですが審査があります。その審査対象が大きく異なります。

ファクタリングの審査対象は、売掛先の信用であり、売掛債権が回収可能なのか、売掛先が倒産しないか、といった売掛債権そのものの審査が重要視されます。

そのため、ファクタリングを利用する事業主の経営状況が悪くても、そこからお金を回収するわけではないので、審査が迅速で非常に通りやすいのです。
一方、ビジネスローンは、当たり前ですがビジネスローンを利用する事業主が審査対象になります。

決算内容、信用情報などが審査され、融資の可否が決定されるため、ファクタリングに比べると審査のハードルは高めとなります。

 

 

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